2015/09/12
このポケットテスターの使用電池はLR1130(LR-54)×4ですが、LR1130はすぐ切れてしまい、いざというときに使えないことがよくあります。さらに4個買うとダイソーでは200円＋税です。（秋月にあるGPBatteryやGolden Powerの安物はストックには向かない…未開封でも長期保存すると液漏れを経験した）
そこで、ダイソーで2個100円＋税で入手できるCR2032を使えるように変えました。当初のテスト棒は内部断線したため代わりにミノムシクリップを付けているので、本来テスト棒を収納するこのスペースは無用になっており、テストリードを留める突起を除去して表面実装用電池ホルダー（http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-02684/）を両面テープで貼り付けました。
なお、当然ながら、AC100Vラインなどを測定するときは電池など導電露出部にその電位が直接かかることになるので、触れてはいけません。この改造は「よいこは真似をしてはいけません」の部類に入ります。
セトリングタイムが遅いものの6000カウント仕様なのが便利で、長らく使ってきました。このところロータリーセレクタの接触が悪くなってきています。隣に映っているP-16も同様です。
たったこれだけの工作をするのに電池ホルダーを買ってからもう何年放置していただろうか？ 心が折れるということは哀しいことです。
2021/02/21追記
当時の電池は結局5年少々持ち、LR1130 に比べたら格段に長持ちでした。2021年1月に Low Battery が出たので新しい CR2032 に交換。ちょうどテストリードの芯線がボディの中で断線するという、よくわからない事象に見舞われていたところでもあり、分解・断線箇所の切断除去・はんだづけで修理。開けたついでにロータリーセレクタの接点も拭いてみたが、接触の改善まではできず、抵抗レンジが使用に耐えなくなってきた。外装プラスチックも脆くなり始めているようだが、もうしばらくは頑張ってもらおう。